アメリカでは、大統領選挙が2024年秋に行われます。
現大統領のバイデン氏と前大統領のトランプ氏の対決ですが、7月に入ってバイデン大統領の失言があり、もしかしたらバイデン氏が撤退するかも知れないという話が出ています。
そこでバイデン氏の代わりの最有力候補に挙がっているのが、カマラ・ハリス副大統領です。
ハリス副大統領とは、どんな人なのでしょうか?
この記事では、カマラ・ハリス副大統領のプロフィールや経歴などについてまとめました。
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カマラ・ハリス副大統領のプロフィール
ハリス副大統領のプロフィールは次の通りです。
- 氏名:カマラ・デヴィ・ハリス(Kamala Devi Harris)
- 生年月日:1964年10月20
- 出身地:カリフォルニア州オークランド
- 学歴:ハワード大学(ワシントンD.C.)卒業後、カリフォルニア大学ヘイスティングス法科大学院で法律の学位を取得
- 家族:夫と2人の継子
2021年1月に、副大統領としては女性で初の東洋系(インド)の血も入っている彼女が指名されました。
ハリス副大統領の家族
ハリス副大統領の父はジャマイカ出身、母はインド出身の人です。
父親(ドナルド・J・ハリス)は1961年にアメリカに移民。
カリフォルニア大学で経済学を学び、その後スタンフォード大学の経済学の教授になりました。
母親(シャーマラ・ゴーパーラン)はタミル系インド人で、乳がんの研究者です。
1960年にアメリカに移民しました。
そして、ハリス副大統領には妹が1人います。
両親の離婚後、カナダに移住
両親はハリス氏が7歳の時に離婚、それ以降は妹と共にに母親に育てられました。
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ハリス副大統領の学歴
母親と一緒に移住したカナダのモントリオールで、ハリス氏はウェストマウント高校を卒業します。
大学で政治と経済、法律を学ぶ
高校卒業後はワシントンD.Cのハワード大学に入学。
政治学と経済学を学びました。
さらにハワード大学を卒業すると、カリフォルニア大学ヘイスティングス・ロースクールに入り、1990年にカリフォルニア州の法曹資格を取得しました。
検事の道へ
その後、サンフランシスコ州アラメダ郡の地方検事補として働きます。
同じ法曹界でも弁護士ではなく検事を選んだのは、「実際に決定がなされる場にいたかった」からだと言います。
ハリス副大統領の夫と子ども
夫のダグ・エムホフ氏は弁護士で、2人の継子(夫の前妻との子)がいます。
夫の本名はダグラス・クレイグ・エムホフと言います。
1964年生まれなので、ハリス副大統領とは同い年ということですね。
最初の結婚の時に生まれた娘2人は、ハリス副大統領の継子となりました。
継子も注目を浴びる
夫の子どもでハリス氏の継子であるエラ・エムホフは美術系の大学で学んでいたこともあり、そのファッションセンスが注目されています。
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彼女のインスタグラムには手作りのニット作品が多くUPされていますよ。
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カマラ・ハリス副大統領の経歴
カマラ・ハリス氏は、ハワード大学とカリフォルニア大学のロースクールを卒業しました。
検事としてのキャリアは次の通りです。
- 1990年 アラメダ郡の地方検事代理
- 2003年 サンフランシスコ地方検事に就任
- 2010年 カリフォルニア州司法長官に選出される
(2014年に弁護士である夫と結婚) - 2016年からカリフォルニア州選出の上院議員を務めました
- 2019年 アメリカ大統領選挙の民主党候補の予備選に立候補
同年12月に予備選から撤退するまで候補として頑張っていました - 2021年1月 アメリカ初の女性副大統領に就任
ハリス副大統領のエピソード
ハリス氏は母親に連れられて市民権運動によく参加していました。
その影響でハリス氏は正義感あふれる女性になったと言われています。
また、母親は
- サーグッド・マーシャル最高裁判所判事
(アフリカ系アメリカ人で初の合衆国最高裁判所判事になった人 - コンスタンス・ベイカー・モトリー(市民運動のリーダー)
などに引き合わせました。
そのことも検事になるきっかけになったようです。
ハリス氏は、進歩派検察官としての経歴を持ち、特に刑事司法改革に力を入れてきました。
また、彼女の副大統領就任は、アメリカの主要政党で初めてアフリカ系とインド系のルーツを持つ女性が副大統領になるという歴史的な出来事でした。
さらに、アニメ『ザ・シンプソンズ』が彼女の副大統領就任を予見していたという都市伝説もあるんですよ!
ハリス副大統領はバイデン大統領の後任になる?
ハリス氏は副大統領という立場なので、もしバイデン大統領が任期の途中で退任すると、自動的に大統領の後任になります。
でも、大統領選挙では、バイデン氏が立候補を取り下げたとしても自動的にハリス氏が候補者になれるわけではありません。
他の候補者と同じように代議士の支持を得る必要があります。
2024年7月13日時点ではバイデン氏が再選を目指すと名言しています。
また、ハリス副大統領以外にも立候補する人がいるかも知れません。
今後の行方が気になりますね。
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