本ページはプロモーションが含まれています

暮らし

仏壇に供えてはいけない果物は?お供えの選び方と供え方のポイント

ご先祖様に感謝の気持ちを込めてお供えをしたり、故人を偲んで好きだった食べ物を供えたり・・・。

仏壇に手を合わせる時には、何かしらのお供えをすることがあります。

ただし、果物や食べ物に関しては、供えてはいけないものもあるんですよ。

「この果物、故人が好きだったけれど供えてもいいのかな?」
「この果物、ニオイが強いけどお供えしても大丈夫?」

そんなお悩みをお持ちの方のために、仏壇に供えてはいけない果物の種類とその理由について詳しく解説します。

スポンサーリンク



仏壇に供えてはいけない果物の種類と理由

仏壇に供えてはいけない果物には、次のものがあります。

  • 日持ちがしない果物
  • 匂いが強い果物
  • 切って供える時に汁や湿気が出やすい果物
  • 宗派によっては桃はNG

では、それぞれの理由について詳しく解説していきますね。

日持ちがしない果物

お仏壇に果物を供える場合、日持ちしないものは避けるようにしましょう。

なぜならば日持ちがしない果物はすぐに傷んでしまいます。

腐敗臭が発生したり、小バエなどの虫が発生したりして不衛生です。

また、傷んだ果物のニオイは死臭を連想させることがあるため、避ける方がいいでしょう。

日持ちがしない果物の例としては、次のものがあります。

  • イチゴ
  • バナナ
  • ラズベリー
  • イチジク

故人が好物でお供えしたい場合は短時間にして、すぐに下げるといいですね。

匂いが強い果物

匂いが強い果物も仏壇に供えるのは避けた方がいいでしょう。

故人があの世で修行をする際に、強い匂いや香りは妨げになると言われているからです。

匂いの強い果物としては、次のものがあります。

  • ドリアン
  • マンゴー

特に海外のお土産をいただいた場合などはお供えしたくなりますが、避けた方がいいでしょう。

切って供える時に汁や湿気が出やすい果物

スイカやメロンなどはそのままでは大きすぎてお供え盆に乗らないために、切って皿に乗せてお供えする場合があります。

ただし、切った時に果汁が出やすい果物は傷んだり、虫が発生したりするので避けましょう。

切っても汁が出ないリンゴなどがおすすめです。

桃は仏壇にお供えしてもいい?

桃は古来から「不老長寿」や「子孫繁栄」のご利益があるとされる縁起のいい果物です。

そのため、仏壇に供えてもいいのでは?と思いがちですよね。

しかし、曹洞宗では桃は天界の食べ物とされ、亡者や餓鬼を避けるためのものであるため、特にお盆の時期には供えるべきではないとされています。

故人の魂が現世に戻れなくなると信じられているためです。

夏、お盆の時期はおいしそうな桃が出回りますが、曹洞宗のお宅では控えた方がいいでしょう。

それ以外の宗派の方は問題ありませんが、上でも解説した通り桃は日持ちがしない果物なのでお供えしても早めに下げるようにしましょう。

仏壇のお供えに向いている果物

仏壇に果物をお供えする場合は、日持ちがするものがおすすめです。

  • リンゴ
  • オレンジ
  • まだ熟していないメロンやパイナップル

これらは傷みにくく、日持ちがするのでお供えしても大丈夫です。

ただし、気温が高い時期や暖かい部屋の場合は早めに下げるようにしましょう。

スポンサーリンク



仏壇のお供えに向いている食品

果物以外で仏壇にお供えするのに向いている食品をご紹介します。

日持ちがするお菓子

クッキーや焼き菓子など日持ちがするお菓子は仏壇のお供えに向いています。

その際は、個包装したものを選ぶようにしましょう。

生菓子は避ける

逆に生菓子(なまがし)は避けるようにしましょう。

  • まんじゅう
  • 練り切り
  • 羊羹

これらは日持ちがしない上に個包装されていないものが多いので、傷みやすいため仏壇のお供えには向いていません。

おはぎは仏壇に供えてもいい?

お彼岸の頃はおはぎやぼた餅を食べる方が多いと思います。

ご先祖様や故人にも食べていただきたいと思うのは当然ですよね。

ただし、おはぎは日持ちがしません。

すぐに傷むので、おはぎやぼた餅を仏壇にお供えする場合は短時間にとどめて、すぐに下げるようにしましょう。

仏壇にお供えする時の注意点

仏壇に果物を供える際には、果物が参拝者側を向くように配置します。

直接供物台に置くのではなく、半紙を敷いてから置くのが一般的です。

また、カゴ盛りの果物はカゴの正面がこちらを向くようにすることも大切です。

お供えに果物を持って行く場合の注意

法事に招かれたり、お悔やみに訪問したりする際に果物を持って行く場合の注意点をご紹介します。

  • 日持ちがしない果物(イチゴなど)は避ける
  • ニオイが強い果物(ドリアン)は避ける
  • 切らないとお供えできない果物(スイカやメロン)は避ける

季節によっては果物がない場合があります。

その際はクッキーや焼き菓子、日持ちがする和菓子などを選ぶといいでしょう。

まとめ

この記事では、仏壇に供えてはいけない果物についてご紹介しました。

仏壇に供えるのを避けた方がいい果物には、次のものがあります。

  • 日持ちがしない果物(イチゴ、メロンなど)
  • 匂いが強い果物(ドリアン、マンゴーなど)
  • 切って供える時に汁や湿気が出やすい果物(熟したメロンやスイカなど)
  • 宗派によっては桃はNG

季節によっては適切な果物がない場合があります。

その時は日持ちする果物やお菓子、花など、適切な供物を選び、故人やご家族に失礼のないように供えることが大切です。

また、食べ物なので供えた後は早めに下げて、家族でいただくといいでしょう。

なお、地域や宗派によって細かい決まりがある場合があります。

よくわからない場合は無難なものを選ぶと安心です。

スポンサーリンク



-暮らし